やけど治療体験談 #3

やけど跡と戦う日々

ひどいやけど跡が残りました。

2週間で上皮化した部分と、3週間で上皮化した部分があったのですが、 2週間で上皮化したやけど跡の部分に、一度だけ水ぶくれができてしまいました。 原因はわかりません。

水ぶくれが自然に破けたあと、湿潤療法を再開。 色々調べた結果、今回は、ビタミンCローションをつけた後に、 ラップをはる方法をとりました。

ビタミンCには、創傷の修復促進作用、シミや色素沈着を薄くする美白効果があるため、 ビタミンCの接種により、やけど跡や傷跡、ニキビ跡を早くキレイに修復することができると言われています。

そして、1週間で上皮化しましたが、 やけど跡は、水ぶくれができたところだけ、 どす黒い色になりました。

(やけどをしてから、トータルで治療に1ヶ月かかりました)

それ以外の部分はと言うと、色素脱失し、痛々しいやけど跡が残りました。 また、くるぶしの部分のやけど跡は、やけどから1~2ヶ月経過したころに、 盛り上がってしまいました。

盛り上がったやけど跡には、圧迫固定法を。

圧迫固定法は、肥厚性瘢痕の治療方法の一つです。

実は、B総合病院には、上皮化した時点で、 これで治療はすべて終わりです、もう通院していただく必要はありません、 と言われ、その後、どうしたらよいのかわからなくなっていました。

確かに皮ははったけれど、このやけど跡はどうしたらいいの? 知識のない私にできることは、インターネットで調べることだけでした。

まず、最初にわかったのは、盛り上がりには圧迫がよいとのこと。 そこで、ラップを重ねてシート状のものを作り、テープで止めることにしました。

でも、すぐに剥がれてしまうことと、あまり効果が出ないので、 圧迫固定法用のシリコンジェルシートを購入しました。

これは、すごい効果的で、数日貼り続けただけで、 盛り上がってしまったやけど跡が、かなり平らになりました。

ケロイドや盛り上がりにはシリコンジェルシート

やけど跡のケロイド予防にヒルドイド

やけど跡がケロイドにならないようにヒルドイドを。

湿潤療法をされた方の中に、上皮化後、ケロイド予防のため、 「ヒルドイド」という薬を塗っている方がいました。 その方は、湿潤療法を受けた病院から、ヒルドイドを出してもらっていたので、

KOTOも塗ったほうがよいのでは?と思い、さらに調べてみると、 皮膚科や形成外科でもらえそうだとわかりました。

インターネットでクチコミを読んで、評判の良かったC形成外科に行くと、 ヒルドイドをくださいとお願いしたわけではないのですが、 先生は、診察中に「ヒルドイドソフトという薬だ出します」と言ってくれました。 やけど跡の治療に、ヒルドイドは一般的なのではないかと思います。

次は、1ヶ月後に来てくださいと言われ、 その後は、2ヶ月後に来てくださいと言われました。

診察内容は、やけど跡を見るだけで、 あとは、ヒルドイドソフトをいただいて帰るだけですが、

先生は、表情を変えることもなく、はきはきと、 「ここの部分はもっと目立たなくなるよ」と、 いつも前向きな言葉をかけてくださいます。

現在のやけど跡

やけど跡は、少しずつ薄くなってきています。

今は、やけど跡を、少しでも早く、もっともっと薄くするために、 できることはないのか、考える毎日です。

シリコンジェルシートを貼ったおかげで平らになったやけど跡は、 肌の色の違いが目につきます・・・。

やけど跡を早くキレイに修復するのに、ビタミンCが効果的だと知り、 湿潤療法中にもビタミンCローションを使用していましたが、 改めて、C形成外科に、ビタミンCの化粧水などを使うのはどうでしょうか?と確認した上で、現在は、ビタミンCローション&クリームを朝晩に塗っています。

ビタミンCローション

また、C形成外科でいただいているヒルドイドを朝晩1回ずつと、 日中に1~2回塗っています。

そのお陰かどうかわかりませんが、色素脱失したやけど跡は、 少しづつ、少しづつ、ゆっくりと肌色に近づいてきて、 どす黒くなったやけど跡には、ところどころ、 色素脱失した部分に近い肌色が現れ始めました。

C形成外科に、前回、診てもらったときは、 「浅かった部分(色素脱失したところ)は、もっと目立たなくなるよ。 でも、深かったところ(どす黒いところ)は、年単位で見ていかないとね」 と言われました。

でも、その診察の後、どす黒いやけど跡に、肌色に近い色がポツっと現れ、 それ以後、肌色に近い色の面積がどんどん広くなって来ているんです。

やけど治療まとめ(KOTOの場合)

やけど治療体験談。やけど跡がだいぶ薄く、目立たなくなりました。

※水ぶくれができたところだけ、一時期、やけど跡がどす黒くなりましたが、 今は、だいぶ薄くなってきています。

  1. 湿潤療法で治療しました。
    湿潤療法とは。湿潤療法の手順、被覆材。病院。
    ビタミンCローションも同時に使用。
    湿潤療法とは湿潤療法の準備・手順被覆材(プラスモイスト)
  2. ビタミンCローションを、朝晩1回ずつ塗っています。
    少しでも火傷跡を薄くするために。湿潤療法中から使用していました。
    ビタミンCの効果とは。
  3. シリコンジェルシートを、盛り上がった部分につけていました。
    シリコンジェルシートで、皮膚の盛り上がりが平らになりました。シリコンジェルシートとは。KOTOが使用したシリコンジェルシート
  4. ヒルドイドソフトを、朝晩1回ずつと、日中に1~2回塗っていました。
    ヒルドイドソフトとは。

やけど治療経過 写真はこちら

KOTOが使っているビタミンCローションはこちら