膿栓とは
膿栓とは、扁桃腺の穴に詰まった細菌の死骸や食べ物のカスのことです。
扁桃腺の表面には、多数の小さい穴が開いています。 その穴につまった細菌の死骸や食べ物のカスを膿栓(のうせん)と呼び、 これが、口臭の原因になります。
膿栓は、臭い玉(くさい玉)、臭玉(くさ玉)とも呼ばれるほど、強烈な臭いがあります。
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扁桃腺の摘出手術を受ける前は、時々、のどの奥(口蓋扁桃のあたり)に白いゴロゴロした膿栓がつくことがあり、 気になるので、舌で触ってとったり、うがいで吐き出すことがありましたが、それが、異常に臭くて、本当に嫌でした。 扁桃腺を摘出してからは、膿栓ができることは一切なくなりました。
私の扁桃腺摘出手術体験談|10日間の入院日記はこちら26年間の口臭が、たった1度の短時間オペで解決しました。
歯磨きを終えたあとの爽快感は初めてのような気がします。夜も朝もさわやかです。 26年間で何度もいろんな病院へ出かけ異常なしの診察。気にしすぎとの診断。 あきらめずに今回思い切って切除を希望して結果をえられ幸せです。
医師からは、完全に解決できるかはわからないですよと言われ、承知でお願いしました。 とにかく解決できる糸口を一つずつつぶして治らないとしても解決策にチャレンジしたんだという経緯を努力を刻みたかったのです。
口臭は他人に迷惑ですから。自分がこれだけ努力してもだめならば、迷惑をかけている人に言い返す事ができます。 悩みは必ずがんばっていれば解決できると信じています。あきらめない心が今回神様に通じたのかもです。
今一人で苦しんでいるかた、どうかあきらめないで解決策を探し続けてください。応援しています。 (おんたさんより)
膿栓の対策
耳鼻咽喉科で膿栓を除去する。
膿栓があっても、特に症状がなければ治療の必要はありませんが、 口臭が気になったり、膿栓が溜まったことによるのどの違和感がある場合は、 耳鼻咽喉科で、膿栓の吸引や扁桃腺の穴の洗浄をしてもらいます。
膿栓は除去しても、また溜まれば除去する必要がありますので、 膿栓を作らないようにすることが大切です。
自己管理で膿栓を作らないようにする。
扁桃腺炎を繰り返すと膿栓が溜まりやすくなります。
緑茶や紅茶などでうがいをすると◎。口の中の汚れを除去し、お茶のカテキンが、 細菌やウィルスの増殖を抑制してくれます。
口臭の原因
口臭の原因は、扁桃腺の膿栓だけではありません。
■病的口臭
・歯科的口臭(歯周病、口腔乾燥症、舌苔)・・・・・・口腔内の汚染
・耳鼻科的口臭(蓄膿症、慢性扁桃炎)・・・・・・・・・・膿栓
・内臓疾患による口臭(糖尿病)
■生理的口臭
起床時などに発生する不快な臭い。
■食物口臭
アルコールを飲んだときなどに発生する臭い。
『本当は怖い口の臭さ~誰もが陥る日常の罠~』
なぜ、口臭から舌扁桃炎に?
朝日放送 最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学 2009年5月12日放送分
●テーマ
『本当は怖い口の臭さ~誰もが陥る日常の罠~』
●クランケ(=患者プロフィール)
氏名・年齢 T・aさん(男性)/29歳
職業 声優
一流のアニメ声優を目指して頑張る傍ら、週に3日24時間営業のスーパーで働くT・aさん。 仕事柄、口臭には気をつかい、歯科医での定期検診、丁寧な歯磨き、マウスウオッシュと十分すぎるくらいのケアをしていました。 そんなある日、食事中にドブのような異臭を感じます。てっきり同僚の口臭だと思い込んでいましたが、 その後、発声練習をすると、喉が強く痛むなどの異変に襲われるようになります。
●症状
(1)異臭がする
(2)喉の強い痛み
(3)38度の熱
(4)強烈な異臭がする
●病名
舌扁桃炎(ぜつへんとうえん)
<なぜ、口臭から舌扁桃炎に?>
「舌扁桃炎」とは、喉の奥、舌の付け根にある「舌扁桃」と呼ばれる免疫器官に炎症が起きてしまう病。 近年、中高年の女性を中心に患者が増え、年間30万人以上がこの病を患っていると考えられています。
その最も大きな原因は風邪。風邪をしっかり治しきらないと起こってしまうのです。 風邪をひくと、知らず知らずのうちに鼻水が喉の奥に垂れ、舌扁桃に付着します。 それが長期間繰り返されると、鼻水に含まれる細菌で舌扁桃が炎症を引き起こしてしまうのです。
炎症とは、白血球が細菌と戦うことで起こる免疫反応。その結果、 白血球や細菌の死骸が粘膜に付着し、臭いを発してしまうのです。 そう、扁桃や喉に炎症が起こるだけで、口臭は強くなるのです。
しかし、臭いにも気付かなかったT・aさんは、単なる風邪と軽く考え、放っておいてしまいました。 でも、それも無理はありません。人の嗅覚は、臭いの刺激にすぐに慣れてしまうため、 常に起きている口の臭いは、感じることができないのです。
こうして炎症はますます悪化。ついには舌扁桃に、 「膿栓(のうせん)」と呼ばれる強烈な口臭の原因を作りだしてしまいました。
そもそも舌扁桃には、細菌をたくさん捕らえるため、 表面に「陰窩(いんか)」と呼ばれる小さな窪みが無数に開いています。 ところが、慢性的に炎症が続くと、この陰窩に白血球や細菌の死骸などが詰まってしまうのです。
これが膿栓と呼ばれるもので、ドブのような強烈な臭いを発するのです。 食事の時だけ強く臭いを感じたのは、たまった膿栓が食べ物と共に飲み込まれ、 その臭いが鼻の奥に上がってきたことで感じたのです。
口臭の9割は、歯周病や進行した虫歯、溜まった歯垢など、口の中に原因がありますが、 T・aさんのように喉の病や糖尿病など、他の病のサインとなっている場合もあります。 だからこそ口臭には注意が必要なのです。
あなたは、口臭がありませんか?
あなたは、口臭がありませんか?
もしかしたら、人の臭いだと勘違いしていませんか?
そして何より、喉に異変を感じてはいませんか?
そのまま放っておくと、大変なことになりますよ。
※最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学の バックナンバーより引用させていただいています。
ブレスチェッカー(口臭チェッカ―)
- サイズ:約幅30×奥行19×高さ120mm
- 電源:単4形アルカリ電池×2本
- 呼気中口臭測定範囲:0~5レベルの6段階 3つのLEDランプの点灯・点滅でお知らせ
- センサー使用回数表示:4段階でお知らせ(1,001回を超えると3つのLEDが赤く点滅する)
子供から溶連菌を移されたのがきっかけで、2年間の間に扁桃炎数回、 扁桃周囲膿瘍を3回繰り返し、手術を決意しました。
術後2週間くらいは、出血のストレスで何で手術したんだろうと後悔しましたが、 一ヶ月経つと普通の生活に。
ちょっと無理しただけで腫れてたので、 毎月のようにまた腫れるんじゃないかっていうストレスと服薬の日々を考えると本当に取って良かったです。 (あぴさん)
- 「若いときから数えて、扁桃周囲膿瘍に3回なりました。1回目と2回目のときは、膿を出してもらい、 抗生物質の注射で処置してもらいましたが、3回目は入院するはめになりました。 最終的には医師に『摘出した方がいいかもしれない』と言われ、悩んだ結果、手術を受けることにしました」
↓皆さまのご回答をお読みいただけます↓
■ 繰り返す扁桃腺炎・高熱
■ 扁桃腺の腫れ
■ 扁桃腺肥大
■ 病巣感染扁桃・溶連菌
■ 睡眠時無呼吸症候群
■ 膿み、口臭
■ 腎臓の病気
■ 掌蹠膿疱症
■ 仕事に支障
■ 妊娠・出産にそなえて
■ その他
管理人が手術を受けた理由は?