このページでは、私自身の体験と、子どもの体験から感じた扁桃腺手術のメリットをまとめています。 個人的な感想なので、必ずこうなるとお約束するものではありません。
扁桃腺摘出手術の後遺症・デメリット◎味覚障害◎舌の痛み・声変わり・鼻咽腔閉鎖不全・出血など|マイナス面咽頭痛・のどの痛み|舌の違和感、痛み|味覚障害|声変わり|鼻咽腔閉鎖不全|出血
扁桃腺手術メリット 扁桃腺炎を発症しなくなった
扁桃腺の手術後、扁桃腺炎を発症しなくなりました。
扁桃腺には、
口蓋扁桃・・・一般的に「扁桃腺」とよばれているところ
咽頭扁桃・・・鼻の奥にあり「アデノイド」ともよばれているところ
舌根扁桃・・・舌の付け根にある扁桃腺
耳管扁桃
があり、私は「口蓋扁桃」のみを摘出しました。
なので、口蓋扁桃以外の扁桃腺は、手術後も炎症を起こす可能性があると言われていたのです。 でも、手術を受けた後、扁桃腺炎を起こすことは、まずなくなりました。
それまで年に数回、扁桃腺炎に悩まされていましたし、 手術を決断した2006年に至っては、毎月のように扁桃腺を腫らしていましたから、 扁桃腺手術のメリットと言っていいのではないかと思います。
ただ、扁桃腺をとった直後に2回も風邪をひいて、咽頭炎を起こしてしまったので、それ以来、 風邪の予防に気を付けたり、今は、免疫力アップをテーマに健康的な毎日を過ごす努力はしています。
扁桃腺炎の予防|扁桃腺炎の原因と対策ただ、手術から約10年後、のどのイガイガが気になり、うがいだけでは治らなかったことがあり、 熱も少しあったので、耳鼻科を受診したのですが、「風邪ですね」と言われ、 処方されたお薬の説明欄に、なんと!「扁桃炎」の記載がありました。
お薬①
【効能・効果】出血および扁桃腺などのはれや痛みを抑える薬。
(備考)扁桃腺のはれや痛み、口内炎などに用いられます。
お薬②
【効能・効果】のどの痛みやはれをやわらげる漢方薬。
(備考)扁桃炎、扁桃周囲炎を改善する漢方薬です。
「えっ!扁桃腺炎?」「これが扁桃腺炎?(私が知っている扁桃腺炎に比べると)全然痛くないけど・・・。 どの扁桃腺だろう?」と、思いました。 どうやら、口蓋扁桃以外の扁桃腺炎を起こしたみたいでした。
扁桃腺の手術後、風邪によるのどの痛みが軽くなりました。
扁桃腺をとった後の、咽頭炎や扁桃腺炎の痛みは、かつての扁桃腺炎に比べると、 全然たいしたことないと思えたことも、扁桃腺手術の大きなメリットだと思いました。
「イガイガするから、炎症が起こってるんだろうなぁ」と思うぐらいで、 かつての扁桃腺炎に比べたら、正直、「痛い」という感覚ではないのです。
扁桃腺の手術を受ける前は、扁桃腺が腫れると、とにかく痛くて痛くて、 その痛みが本当に辛かったですし、それに加えて、のどにかなりの異物感があって(腫れているところが邪魔)、 ものすごく気持ちが悪かったのです。
扁桃腺の腫れがひどい時には、のどが狭くなって、痛みと、のどの狭さで、 食事を飲み込むのも辛く、お腹は空いているのに、食事ができないということもありました。
それが、一部の扁桃腺(口蓋扁桃)がなくなったことで、その部分が”腫れる”という症状がなくなったので、 のどのイガイガはあっても、のどの異物感という気持ち悪さがなくなりました。
手術を受ける前、二十数年もの間、何度も何度も何度も!経験してきたあの激痛と不快感を二度と味合わなくていいと思うと、 私にとっては、最高のメリットだと思いました。
扁桃腺手術メリット 膿栓ができなくなった
扁桃腺の摘出手術後、膿栓が全くできなくなりました
扁桃腺の手術を受ける前は、時々、のどの奥(口蓋扁桃のあたり)に白いゴロゴロした膿栓(臭い玉)ができることがありました。 膿栓とは、扁桃腺の穴につまった細菌の死骸や食べ物のカスのことです。
扁桃腺と膿栓と口臭その当時の私は、「膿栓」という名前も知らず、なぜ、こういうものができるのかも知りませんでした。
膿栓ができると、のどに違和感があって、気になるので、舌先を扁桃腺に向けて、白い塊を頑張ってとったり、 大きいものだと、ゴロゴロペッとうがいをしたり、咳をすると、ポロッと出てくることもあったと思います。
ある時、「また、あの白い塊できたな」と思って、鏡でのどの奥を見たのですが、 扁桃腺に大きめの膿栓が”埋まっている”姿に、本当に驚きました。
そして、恥ずかしながら、この「膿栓」、本当に臭いんです(>_<)!
私は、当時、”白くて臭い塊”は、みんなできるものだと思っていました。 そして、扁桃腺の手術を終えて、このホームページを作るにあたり、色々調べているうちに、 どうやらそうではないらしいと思い始めたのです。
「膿栓」という名前を知り、「あれっ、そう言えば、最近、あの白くて臭いの出てこなくなったな」 「えっ、あれが膿栓だったの?!」と気づきましたf(^^;)。
扁桃腺の手術以降、膿栓は全くできなくなりました。 私にとっては、扁桃腺手術を受けたメリットの一つだと思います。
『膿栓は主に口蓋扁桃に付着しますが、 上咽頭に存在する咽頭扁桃(アデノイド)や舌根扁桃を始め ワルダイエル輪を構成するリンパ組織にはどこにでも出来ます。』
笠井耳鼻咽喉科クリニック 自由が丘診療所
とのことですが、私は口蓋扁桃のみ摘出しただけで、膿栓とはサヨナラできました。
ひどい膿栓にも悩まされていましたが、これは完全に解消されました。 膿栓による不快感(四六時中膿栓が出ることや口臭など)が消えただけでも手術を受けて良かったと思うくらいです。 術後の痛みが取れるのや体力の回復に時間はかかりましたが、本当に手術を受けて良かったです。
掲示板に投稿いただきました皆様の体験談をご紹介させていただいております。
扁桃腺手術メリット 腎炎が悪化していない
扁桃腺の手術後、腎炎の症状は悪化していないようです。
私は、腎炎を患っています。ただ、扁桃腺炎と腎炎(私の場合)のページでもご紹介しているのですが、 私は、扁桃腺の手術を腎臓病の治療の一環として受けたわけではありません。
「扁桃腺炎のせいで、腎炎になった」とか、「扁桃腺をとったから、腎炎が良くなった」とか、 言われたことがないので、扁桃腺を摘出したお陰なのかどうかは、全くわからないのですが、 手術以降、腎臓の機能は低下していないようです。
こういう状態なので、手術のメリットと言って良いのかわからないのですが、多少、良い影響があったのではないかと思うので、 このページに書かせていただきました。現在は、薬を飲む必要もなく、年に1回の尿検査と血液検査のみで、状態が悪化していないことを 確認するにとどまっています。
腎臓について、現在、気を付けていることは、塩分を摂りすぎないようにしていることぐらいです。 料理には減塩醤油を使います。料理は、使う醤油で味がだいぶ変わってしまうので、 例えば、我が家の場合は、減塩醤油で作った”肉じゃが”と、おいしい醤油で作った”肉じゃが”を食べ比べたら、 後者の方がおいしく感じます。
でも、普段から、すべての料理に減塩醤油を使っていれば、それはそれで、おいしいです。 全然気になりません。ただ、お刺身など、醤油だけで味が決まってしまうものは、おいしい醤油を使うようにしています。 お刺身を減塩醤油で食べたら、おいしくなかったです。
それから、味噌汁やラーメンなどのスープは味わう程度にして、ほとんど残します。 これは、慣れてしまえば、苦ではありません。今は、当たり前に残せます (お店の方には、申し訳ないと思っています。ごめんなさい。)
扁桃腺手術メリット 鼻づまりと鼻声が解消された
子どもは、扁桃腺の手術後、鼻づまりと鼻声が解消されました
私の子ども(アキ)は「口蓋扁桃」を摘出、「アデノイド」を切除しました。
アキは、長いこと鼻づまりが続いていて、いつも口呼吸をしていました。
それが、アデノイドを切除したことで、鼻の通りが良くなったのか、 鼻づまりが治り、鼻声も解消されました。最初のうちは、癖なのか、口呼吸をしていましたが、 鼻で呼吸をすることを教えると、しばらくして、自然と鼻呼吸を続けられるようになりました。
年齢的に、体力がついたせいなのか、口呼吸をしなくなったからなのかわかりませんが、 熱も出さなくなり、以前は、鼻のお薬や風邪のお薬などをもらいに、毎月のように病院に行っていましたが、 病院に行くことがほとんどなくなりました。
呼吸方法|鼻呼吸と口呼吸のどちらが良いのか?扁桃腺手術メリット 睡眠時無呼吸症候群が治った
子どもは、扁桃腺の手術後、睡眠時無呼吸症候群が治りました。
アキは、5歳で睡眠時無呼吸症候群の症状が見られるようになりました。 私の考えでは、もともと、鼻づまりがひどかったところに、 年齢的に扁桃腺肥大のピークが重なったことが原因ではないかと思っています。
手術を検討していた頃は、毎晩、睡眠中、無呼吸状態が見られ、 とても苦しそうにしていました。苦しいがために、恐らく、熟睡することができず、 眠りながら何度も何度も体を動かしては、息のしやすい体勢を探しているように見えました。
子どもの息が数秒でも止まってしまう日々。本当に不安な毎日でした。
それが、アデノイドを切除したことで鼻の通りが良くなり、 口蓋扁桃を摘出したことで、のどが広くなったのか、 睡眠時無呼吸症候群は完全に治り、イビキも全くかかなくなりました。
寝息も聞こえないほど静かなので、最初は、生きているのか心配になったほど。 今は、毎日、気持ち良さそうに、寝ている姿を見るだけて、本当にほっとします。