私は、2006年10月に扁桃腺を摘出しました。医師の診断によると、 私は扁桃腺肥大で、しかも、溶連菌という菌が住み着いてしまっているとのことでした。
ストレスや疲れがたまっているとき、体力が低下しているときなどに、この菌が悪さをし、扁桃腺炎を起こすというのです。 溶連菌の感染症は、抗生剤を飲めばすぐによくなりますが、 投与期間は最低10日間と言われていて、決められた量をきちんと守らなければなりません。
医師からは当初、「この状態なら、気をつけていれば、扁桃腺を摘出する必要はないですよ」と あっさり言われました。しかし、私が、今後子供を作りたいと考えていることを伝えると、「妊娠を考えている人には、 摘出することを勧めています」と言うのです。
要は、”妊娠初期に溶連菌が悪さをした場合、薬を飲まないと熱が下がらないのに、 薬が飲めず、高熱を出したままでは胎児に悪影響を及ぼす可能性がある・・・などの心配があるから”ということでした。
私は、手術を受けるかどうか、本当に迷いました。私たちの体に不必要なものなんて一つもないはずだと思ったからです。 私の場合、ストレスや疲れがたまっていると思われるときに、確かに扁桃腺炎を起こし、熱を出していましたが、 高くても37.5度止まりで、高熱というほどのことではありませんでした。
妊娠初期に気をつけさえすれば、とらなくてもいいのでは・・・?でも、悩んだ挙句、 私は扁桃腺を摘出することを選びました。
アンケート結果|扁桃腺摘出手術を受けた理由手術の前は、全身麻酔のこと、後遺症のこと、 そして何よりも、術後の痛みのことを考えると不安で不安で仕方がありませんでした。 インターネットで色々な体験談を読んでいましたが、やはり、想像することしかできないわけで、 「どれぐらい痛いんだろう」「ご飯が食べられないなんて本当に嫌だ・・・」と泣き言も言っていました。
でも、本当にドキドキした時間は、手術の直前だけだったように思います。急に慌しくなり、手術用の浴衣に着替えさせられ、 車イスに座らされたところから、手術台に寝かされるところまででしょうか。あとは、あっという間に麻酔が効いて、 目が覚めれば手術は終わっているんです。
扁桃腺摘出手術|全身麻酔に関する資料② 全身麻酔の流れ 扁桃腺摘出手術の後遺症・デメリット◎味覚障害◎舌の痛み・声変わり・鼻咽腔閉鎖不全・出血など|マイナス面
10日間の入院生活も後から思えばあっという間のことでした。 手術前にあんなに悩んでいたのがバカみたいに思えるほど・・・。食事中の痛みは確かに辛かったですよ。 でも、痛くても食事は楽しみでした。のど以外に、舌に痛みが発生するなど、思いもよらないこともありましたが、 それでも、術後の回復は順調だったようです。
扁桃腺摘出手術の後遺症・デメリット◎味覚障害◎舌の痛み・声変わり・鼻咽腔閉鎖不全・出血など|マイナス面正直な気持ちですが、私は、手術を受けてよかったのかどうか、時々考えてしまうことがあります。 それは、手術を受けた2ヵ月後の2006年12月に2度風邪をひき、高熱が出たからです。 1度目は37.8度まで、2度目は38度を超えました。
1日で下がったとは言え、以前は、高くても37.5度止まりだったのに・・・なんだか不安な気持ちになり、 手術を受けた病院とは違う耳鼻科で診察していただきましたが、「ただの風邪、扁桃腺があったら、 もっと高熱が長引いたはずです。摘出して悪かったなんて思う必要はありません」と言われました。 私はとっても心配性なんですね。
扁桃腺をとって心からよかったと思えることは、2度の風邪で咽頭炎も起こしたのですが、 この痛みが扁桃腺炎に比べると全然大したことないと思えたことです。炎症が起こってるなぁ~って思うぐらいで、 それほど痛いとは思いませんでしたし、以前は扁桃腺が腫れると、 のどにかなりの異物感があってすごく気持ちが悪かったのですが、それがありませんでした。
現段階では、こんなところでしょうか。ただ、前年の反省を生かし、2007年に入ってからは、うがい・手洗いを、 主人とともに徹底しているせいか、いたって元気に過ごしています。
2007/03/05 管理人りよん。
扁桃腺の手術後の経過|扁桃腺手術から1年半後 扁桃腺の手術後の経過|扁桃腺手術から5年後の感想もし、あなたが、手術を受けるかどうか迷っているなら、悩むだけ悩んで、 きちんと納得した上で決定してくださいね。 摘出してしまったら、もう、元には戻りません。
それに、心と体はつながってるって聞きませんか?不安な気持ちのまま受けてしまっては、 回復具合にも影響するかもしれませんよ☆可能ならいくつかの病院で診察してもらうとよいかもしれません。 余計に悩むきっかけになるかもしれませんが、私は、1つめの病院で、手術を決めなくてよかったと思っているからです (扁桃腺以外も切られるところでした)。
本当に本当に不安ですよね。でも、手術の痛みのことを心配していらっしゃるなら・・・きっと大丈夫ですよ。 辛いは辛いです。経験しなくてすむならしたくなかったですし(笑)。 でも、痛みが気になるのは食事の時ぐらいだと思います。入院は10日間ぐらいになると思いますが、 本当にあっという間のことですよ。頑張ってくださいね。陰ならが応援しています。
2007/03/05 管理人りよん
手術を受ける方へ~お手紙~ (2009年4月8日付け)
私は、自分の体験談が少しでも皆様の参考になればと思い、このホームページを運営しております。
でも、手術前の症状や状態、術後の様子や後遺症は本当に様々で、私の体験だけでは、 皆様の疑問にお答えすることに限界を感じることが多くあります。 皆様の不安を解消して差し上げることができず、大変申し訳なく思うばかりです。
そこで、皆様にお願いです。
よろしければ、どうぞ、皆様の体験談をこのホームページで紹介させてください。 些細なことと思えることも、読む人には勇気を与えることがあります。
この度、2012年10月2日に左右の扁桃腺全摘出手術を受けました。 7月に扁桃腺炎で入院したときに地元の医師から手術を勧められました。 やはり、全身麻酔での手術ですし、手術自体初めてでしたので迷いましたし不安でもありました。
そんなときにこのHPを拝見して勇気をもらい手術に踏み切りました。 管理人のりよんさんや皆さんの体験談を拝見させていただきたいへん参考にさせていただきました。
今は自宅で療養中です。
管理人のりよんさん、このHPに投稿された皆さん皆さんのおかげで不安も和らぎ踏ん切りをつけられました。 ありがとうございました。
自分と同じ状態の人がいる、こんな風に改善されていった、それを知ることができるだけで、 前向きになれるんです。私自身もそうでした。 よろしければ、どうぞ、掲示板をご利用ください。掲示板はこちら
皆様のご協力にこの場を借りて、お礼申し上げます。
管理人 りよん